連載「彫刻の再生」第2回(全3回)
虹の再生。古材の再生と補修、清掃、芯穴、設置組み立てなど
実務的な報告になります。
すでに際どい形態なので慎重に扱わねば折れる恐れがある。
台座底面 基礎との設置面の心棒・作品の設置面の切り込みと心棒 小型削岩機の穴あけ、精度が要求される。 ポジション決めの仮設置、裏面。
石の欠損部分は使用された時間の記憶として、歴史を残す。
古材の時間と歴史を残す箇所を選択する。古いドリル穴は修復する。 避けられないドリル穴があり、4箇所の穴埋め補修をする。 仮組み正面。タイトル銘板が待たれる。 微調整仕上げ、その後運搬据付けの安全上、本体と台座の接合をする。 2022年1月末。
都市部では再開発と共にリニューアルを予定されている様々な設備があり、その解体で膨大な廃品が発生する。少しでも廃棄物を減らすために再利用が望まれます。本彫刻の試みは僅かではあるが再生の指標になることを望んでいる。
この度の試みで改めて、リニューアル作品の困難さを体験した。新規の計画よりも手間と知恵が必要です。 2022年2月20日 [戻る] |